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秋がきた!江戸の暦をお題に一席

栗ご飯の美味しい季節ですね。
栗に秋刀魚にきのこに新米。ともすればどんな食材もスーパーで年中手に入る時代ではあるけれど、だからこそ季節を感じる食事は嬉しいもの。

舞台にも「この季節だからこそ、ぐっと来る」演目があります。
それは江戸の暮らしを生き生きと描く落語の世界にももちろんありまして、春に賑わう「長屋の花見」、夏は怪談「牡丹灯篭」、年の暮れには「芝浜」で、年が明ければ「初天神」、などなど。
季節に合った噺を聴くと、自分も一緒に花見や祭りを楽しんだような気がして嬉しくなります。

今回ご紹介したいのも、そんな落語会です。
ただしこの公演、古典の中から季節に合わせた噺を選ぶのではなく、なんと「新作」と書いてございます。しかも十二ヶ月。
ん?ということは、シリーズで毎回季節にちなんだ噺を作って披露するということでしょうか?
新作落語を十二ヶ月も。え、大変!
と驚きましたが、(笑)と付いているので、ま、その辺は肩の力を抜きまして「時々やるよ~二人がかりでね!」ということのようです。
良いですね、二人がかり。このお二人の顔ぶれにこれまた良い予感が致します。

江戸が舞台、暦を感じる新作を語りおろし-
この企画に挑む噺家さんは、落語人気を牽引する春風亭一之輔師匠と、新作落語に定評のある三遊亭天どん師匠。古典も新作も飄々と自然体で語るお二人が、江戸の季節をどんな風に描いて聴かせてくれるのか、期待がふくらみます。

5月に続いて、シリーズ2回目の開催となる11月。
毎度「暦」がお題の落語会なら、お客のこちらも何かひとつ、季節にちなんだものでも身につけて参りましょうか。紅葉や蔦の色づく季節。終演後に高円寺で一杯やるなら、酒のつまみは銀杏でしょうかね~。

季節の移り変わりを楽しむ余裕もなくドタバタ。そんな現実はちょっと忘れて、この日ばかりは落語の世界の住人気分で、こちらも秋を楽しんでしまおうという算段です。

人気者お二人の会ゆえ、お早めの予約で是非どーぞ!


 

151104edobanashi

一之輔・天どん ふたりがかりの会
新作 江戸噺十二ヶ月(笑)

2015年11月4日(水)
午後7時開演
会場:座・高円寺2
料金:3,500円(全席指定)
9月19日よりチケット発売中。

詳細はこちらをどうぞ→
らくご@座  www.rakugo-atto-za.jp

 

 

 

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