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長唄その5 口遊(ずさ)むは長唄 ~いつでも前向き~

さて!お稽古5回目。気づけばもう後半に突入。今日も和の響きに触れられる嬉しさ。
でも、呑気にウキウキしているだけではダメダメ。
わたしたちには“浴衣会”が待っている。短い稽古期間でがんばるのだ!!

■百回の稽古より・・
浴衣会とは、日頃の稽古の成果を発表するお浚い会(おさらいかい)の事。そう、私たち、なんと政子先生のお弟子さんたちに交じって発表会に参加させていただくことに。「百回の稽古より一回の本番が大事」とは芸事の世界では良く言うことですが、またとない機会を与えてくださった政子先生に感謝しながら、1回1回の稽古を大切に!

と、そんな私……実は4回目のお稽古にどうしてもうかがえずに欠席してしまいました…。(泣)
でも、ここん『おけいこの時間』には心強い仲間がいるのであります。
前回の稽古を録音した音源を送ってもらい、繰り返し聞きながらお稽古場に向かいました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
(その仲間たち、今日はお着物でお稽古場に来ています。ステキ☆)

■おけいこ必須アイテム
今回のお稽古開始にあたり、政子先生からは「録音できる機械、筆記用具(できれば鉛筆)を用意してきてください」とのご連絡をいただきました。録音はスマホでももちろん出来るのですが、
私が愛用しているのはICレコーダー。これがまたとても役に立つんです。早聞き・遅聞き・ちょっと戻って繰り返し。インデックスですぐさま頭出し。

粘り強く長いフレーズ・拍子・間合いなど、長唄のリズムや曲の全体感を掴むには120~140%の早聞きが良い感じ。細かく抑揚を確認するには80%位の遅聞きで。
以前から使っていたレコーダーですが、こんなに活用したのは初めてかも(笑) なるほど、こんな使い方があったのか~と再発見の巻。(メーカーの回し者ではありませぬ)
okeikodogu
(ここんMさんとは偶然にも同じICレコーダーでした。色も一緒♪ その下は度々記事に登場するわたしの筆箱(笑) 鉛筆は唄本への書き込みに使います。唄本は和紙なのでシャープペンより鉛筆の方が書き込みしやすいのです。)

■前向きに、そして、前向きに
「リハーサルでうまくいったときは、もし本番のときに失敗しても、周りのみんなは自分がうまく出来たの知ってるんだから大丈夫!」「もしリハーサルで失敗しちゃったときは、あんなに恥ずかしい所をもうみられちゃったんだから本番は大丈夫!」と思えば良いんです☆ と、浴衣会に向けての心得を伝授してくださった先生。そう、いつでも楽しくポジティブ!これ、ポイントです◎

■長唄 音楽療法?!
初回に政子先生が唄ってくださったお手本の録音を聞くだけでスカッと心地よい気分。
お稽古では三味線を弾きながら「ヨッ」「ヤ」「ハッ」「オイ」と言った掛け声でタイミングを教えてくださる、その絶大なる安心感。長唄のお稽古はさながら音楽療法のようでもあり。

最初は「??」と思っていた節回しも、回を重ねるごとにだんだん馴染んでくる感じ。
そのうち、街を歩きながら気分良く長唄を口遊(ずさ)む、なんて日が来るかも?

ホラホラ、長唄がチョット身近になってきやしませんか…? ^^

<オマケ>
稽古後に夜の街に繰り出す粋な方々♪
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここん仮部員 奈々吉

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